今更だが、iPhoneの動向がパネル市場にもたらす影響は相変わらず大きいと思う。
iPhoneが採用すると明らかになってから中小型OLEDへの期待が一気に拡大したのがここ2年くらいの話。
しかし、直近のiPhoneで液晶需要が復活しそうになるとOLEDの設備投資が韓国を中心に急ブレーキ?
もちろん最終消費者から見たらiPhoneのパネルが液晶かOLEDかなんて関係ない。
要は端末自体のコスパだが、そういう意味ではiPhoneXの999ドル~ という価格は高すぎた。
液晶パネル搭載機種のiPhone8/8+も従来の価格から上がっている。
iPhoneといえど(そしてiPadも)、数が出るのは安い機種なのが、特にこの1~2年に顕著。
それゆえ、今年新たに市場に投入されるらしい6.5型OLED・5.8型OLEDと、6.1型液晶
(そして廉価版としての4.7型液晶?)の搭載機種の価格がそれぞれいくらくらいに設定されるのか、
それによってOLEDと液晶のそれぞれのサプライチェーンに天国と地獄が待っていそうな気がする。
端末コストの大きな部分を占めるパネル価格も、それぞれどの程度になるのか?
事実上今年も1社供給と思われる6.5/5.8型OLEDの価格は、100ドルを切るのか?
6.1型液晶はFA化とノッチ加工のため従来の4.7型や5.5型に比べてどのくらいコストがあがるのか?
要注目と思う。